【読書】「海辺のカフカ」を読んで
吉祥寺在住、丸の内勤務のアラサーOLです。
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「海辺のカフカ」を読んだ感想を書いていきたいと思います。
ネタバレなしなのでこれから読む方もご安心を!
あらすじなどはウィキペディアをご参考ください!
初読の感想
実は「海辺のカフカ」を初めて読んだのは高校三年生の時でした。
タイトルの「カフカ」に惹かれて、どんな作品なんだろうかと高校の図書館で借りてみました。私にとって初めての村上春樹作品でした。
読み終わってみての感想というか、読後感をよく覚えています。
「なんだこの話・・?」
「あの石って何だったの?」
「というか何の話だったの?」
というような感じで、まんまと村上作品の洗礼を受けてしまいました。笑
しかしこの「何か気になる」気持ちが読んだ後もしばらく続き、本を読んだだけでこんな気持ちになるのは初めてだったので、個人的にはその後の読書の仕方に大きく影響を与えられた作品でした。
再読の感想
大人になった今読んでみて、昔とはかなり違う印象を受けました。
高校生の頃の自分の問い「というか何の話だったの?」にアンサーするとしたら、一言で言うと田中カフカ少年の成長の物語であると言えるでしょう。
カフカくんの最後の決断(ネタバレになるので詳細控えます)は、それまでの物語がどんなに奇妙だったとしても、「思春期の少年の成長」を感じずにはいられません。
そして、この物語が「成長の物語」であるならば、ちょっと胸につっかえていたあの疑問(カフカが恋した女性は、本当に〇〇だったのか?それってどうなの?!)という問題の答えにもつながると思いますので、そういった意味でもハッピーエンドと言えそうです。
ネタバレありの考察なども挑戦してみたいなと思いますので、また更新したいと思います♪
ぜひ読んでみてくださいね!
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